ララの女体クラフト

作:現在楽識さん
挿絵:ぬるはち


「ん? ララ、何作ってるんだ?」
 学校帰りに庭先でララがまた何か怪しげなものを作っているのに気がつき、リトは覗いてみた。

「あ、リト、あのね、これは『どこでも取り寄せくん』って言ってね、このスイッチに触った人がほしいものを自動的に転送してくれるんだよ?」

「……おい、それってお金を払わないで物を取ってこれるってことだよな」
 一瞬納得したが、よくよく考えてみれば恐ろしいドロボウグッツだ。

「ははは、リト〜〜大丈夫、そう言うのはきちんとお金を自動的に転送してくれるから平気だし、お金が足りないと発動しないから」
 ララの発明品にしては都合がよすぎる気がするが、何だかんだといってすごいものを作るものだ。

「あ、そうだ、ミカン〜〜今日の買物これで試してみて〜〜」
 そう言ってララはみかんを呼びに走っていく。

「欲しいものか……もしかしたら……」

 リトはふと頭の中で好きな人の姿が浮かび上がった。
(もしかして、好きな人を呼ぶことができる機械じゃないのか? それに人なら買うわけじゃないからお金も発生しないはずだし……)

 そんなこんなで考えていると、ララとみかんが戻ってきて、機械を発動させた。
「えーと、人参、ジャガイモ、たまねぎに……」
 そう言ってミカンが頭の中で買い物予定だった物を思い浮かべスイッチに触れた。

 装置が稼動しだし、シャッターが開くと中には今夜の材料が出てきた。
「「おおお〜〜〜」」
 みかんとリトがおどろきの声を出す。

「うん、うまくいったね、私これからきちんとお金が払われたか確認しに行ってくるね」
「あ、一緒に行こう?」

 そう言ってララとみかんは商店街に行った。
「でも、確認に行ったらこのマシーンの意味なんてないのでは?」
 そう言って取り残されたペケとリトは待ちぼうけになる。
「せっかくですから、試してみてはどうです?」
「え?」

 突然のペケの提案にリトは迷った。
 自分の欲しいもの……一瞬浮かぶあの子の姿。
 でも、人を転送できるなんて聞いてないし、さっきのお金の話もある。

「まあ、やってみるか」

 そう言って、リトはスイッチに触れた。


 バチバチといきなりショートしたような音が始まり、はげしく機械が動き出す。
「……へ?」
 いつものパターンを思い浮かべてみるとこの方向性では爆発が起きる!!!

 逃げ出そうと身を翻した瞬間……リトの足は地面をふむことがなかった。



 気がつくと、リトは体が動かなかった。

 正確に言うと、自分の意思とは関係なく動いている。

 視界には、なぜか自分の部屋が映し出される。

 どうやら、あの装置の故障で、部屋まで飛ばされたようだ。

「あれ? たしか、あたし……部屋に居たはずなのに……」

 聞き覚えがある声が聞こえる。

 ハルナの声だ。でも、おかしい、まるで自分の口からハッしているような気がする。

 なぜか自分の意思で動かすところを無意識に探していると、足が動くことが分かった。

「!! あ、足が勝手に……」

 ハルナの声が驚きの声を上げ……視界が下に下がった。

「え……な、……何? こ……この体……」

 視界には、巨大な胸がある。本物のハルナの胸より大きな胸だ。

 だが、そんなことはこの際どうでもよかった。

 なぜなら、視界にはお尻が見える。体をひねっているわけでもないのに、

 丁度、下腹部にお尻が鎮座している。 そして、そのお知りから生えた足が……本来の足と触れ合っている。

 手が動き……そのお尻に伸び、そして指先が下腹部のお尻に触れた。

「っつ!!」

 リトは自分のお尻が触られた感触がする。しかも、ハルナのやわらかい手が優しく触れていく。

 その感触で興奮したのか、リトは感覚的に下半身に血が巡っていく。

「!!! な、何、これ!!」

 下腹部のお尻の存在によって見落としていたが、そのお尻の下、丁度股間に男根が生えていた。

 リトの意思が働いているのか、男根は立っていた。
 
 しかも、その位置は丁度、下腹部にせりでたお尻へと伸びていく。

「な、なんで私の体に……オちんちんが……」

 伸びた男根は、太さを増し、長さを増していく。

 そして、下腹部のお知りの割れ目にその先端が触れ……

「い、いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜は、入ってくる!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 ハルナの叫び声がリトの部屋から響き渡った。



「ど、どうしたの!!」

 商店街から戻ってきたミカンはいなくなったララを探しつつ、リトの部屋に居るその異形の塊をみて、絶句した。

 ハルナの顔をし、ララの下着をつけ、二組の下半身をくっつけた姿をし、下腹部のお尻の穴に自ら生えた男根をねじ込んでいる異形。

 誰も、それが、リトとハルナ、そしてララの成れの果てだとは思わないだろう……












その夜、結城家のリビングには、ハルナとミカンが座っていた。

 もはや人の形をしていないハルナを元に戻したいのは山々なのだが、

 発端の装置を作ったララはハルナの中におり、もう一度装置を使おうという安易な発想は残骸となった装置を見て簡単に打ち砕かれる。

「ララさんがいればどうにかなるけど……それじゃあねぇ……」

 流石に最近異常事態に慣れてきているミカンでも、こんな異常事態の極み状態ではどう接すればいいのかいいのか分からない。

「……このままじゃあ、学校に行けない……どころか家にも帰れない……」

 もう、混乱しているのか、錯乱しているのか、異形の姿のまま、顔に手を当て、なきそうになっている。

「御門先生に相談してみればどうにかなるかも知れないけど……」

「やめて!!」

 思わず異形の姿のまま、ミカンを押さえつけてしまう。

 丁度、洋服越しに仰向けに倒れたミカンの股間にハルナの股間に生えた男根が触れた。

「ひぃ!!」

 男根が触れたことに驚いたのか、それとも、異形に押し倒されたのが怖いのか、ミカンは小さな叫び声をあげてしまう。

 その叫び声がハルナの心を傷つけた。

「ひ、酷い……酷いよ……私だって好きでこんな体になったわけじゃないのに……」

「は、ハルナさん、お、落ち着いて……」

 そんなミカンの必死な抵抗もハルナの耳には届いていないのか、ハルナは何も言わない。

 ボロボロと何か白いものが、ミカンの顔に落ちてきた。

 それは、ハルナの口から落ちてきている……

「歯!!!」

 ミカンはそれが何か、理解したらしい。ハルナの口から歯がすべて抜けていく。

「ひはんひゃん……ほへ、ひほふんほおひぃんひぃんふぁふぉ?」

 もはや何を言っているのか分からないハルナの口から今度は液体がミカンの体に落ちてくる。

 下着を脱がされ、下半身を露出させられたミカンのお尻に男根が挿入される。

「い、痛い!!! 痛い!!」

 いきなりの行動にミカンは悲鳴を上げるが、ハルナは完全に無言のまま、より深く、挿入していく。

 痛みが酷くなっていくが、それよりもミカンの目にはとんでもないものを目にしてしまった。

 歯が抜け、液体を垂れ流す開け放たれたハルナの口が、口ではなくなっていた。

 横向きにこそなっているが、それは、マ○コだ。

 完全に正気を失った目で、ミカンを見下ろしているハルナ……ハルナなのか? とミカンは疑ってしまう。

 髪の毛がどんどん伸び、丁度、ララと同じくらいの長さになっていく。

 色も伸びた部分がピンク色に変わっていく。

「ハルナさん? それとも……ララさん?」

 いつの間にか、ミカンは激痛を感じなくなっていた。

「え?」

 いつの間にか、押さえつけられていた手が離れ、ミカンは体の自由が戻っている。だけど、離れれない。

 力の入らない足の変わりに、お尻に力を入れて、離れようとしても、離れない。
 
(どこにいくの? ミカンちゃん?)

 頭の中にハルナの声が響き渡る。

「え!! 何? 何が起きてるの!?」

(もう、ミカンちゃんも私と一緒だよ?)

 ミカンは必死に体を起こし、自分のお尻のほうを見た。

「…………!!!!!!!???」

 声にならない声を上げ、ミカンは絶句した。

 ミカンのお尻と、ハルナの股間が完全に癒着してしまっている。

 自分の股間とハルナの下腹部のお尻がふれあっている。

(ララさん曰くね、私の体って、今、原子レベルで不安定で、同じような構成成分の物……簡単に言うと人に触れるとくっついちゃうんだって)

 ミカンの体に変化が現れる。

「い、いや……何か……来る!! 出てくる!!」

 自分の首筋を抑え、もだえ苦しむミカンの様子を見て、ハルナは笑って、マ○コになった口でミカンにキスをする。

「ウゥ、あ、あごがぁ」

 ゴキンという音と共にミカンの顎がはずれ、一気に口が大きく開く。

 何とかしてはめようとするが、はまらない、それどころか、口が上を向き始め、体の括れがなくなってきた。

(いいな〜〜気持ちよさそうで、私も……)

 そう言って、苦しんでいるミカンを見ながら、ハルナは自分の手を口元へと伸ばし、指を入れる。

(ああ、気持ちいいな〜〜〜)

 その快感がよりいっそう彼女の体を異形の姿へと変え始める。

 大きくて形がよいララの胸がより大きくなり、下着を弾き飛ばす。

 その胸の下に小振りながらも形のよい胸が一組、現われる。

(みて〜〜ミカンちゃん、おっぱい気持ちいいよ〜〜〜)

 そう言って指を口に入れつつ、自分の4つの胸をいじっていると、ミカンにも変化の波が押し寄せる。

「がああああああああああああああああぁあああ!!」

 叫び声と共にミカンの口から巨大な男根が飛び出し、口をふさいだ。

(ああ、ミカンちゃん、完全にオチ○○ンになったね〜〜)

 涙を流しているミカンを見て、ハルナはどうするか迷った。

(口も気持ちいいし……胸も……でも、ミカンチン○も……)

 迷っているハルナは簡単な結論に達した。

(そっか、ララさんとかリトくんの手、借りればいいんだ)

 ハルナの脇から新たに2組の腕が飛び出し、それがハルナの意思にそって口、胸、そして男根をいじりだす。

(あ、あ、ダメ……いっちゃう)

 オナニーの快感が限界を超えようとしたとき、ほぼ意識を失いかけたミカンの体が硬直し、膨れ上がる。

 びりびりと服を弾き飛ばすミカン。

(出る!!何か出る!! いや、いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)

 ミカンの声がハルカの頭の中に響き渡るが、ハルナにしてみればそんなことはどうでもよかった。

 一瞬、ミカンの顔が膨らむと同時に、結城家のリビングに盛大に精液がぶちまけられた。


 白く、白濁した部屋で、一人、完全にイってしまったハルナ、

 ふと、空腹を感じ、立ち上がろうとするが、流石に今の彼女の姿では立ち上がるのは困難だろう。

(お腹……すいたな……)

 彼女が思うと、目の前に食料が現れる。

(あれ?でも、どうやって食べよう……)

 口はすでにマ○コになってしまい、口に入れても無駄だ。

(まあ、いっか……)

 食事をあきらめると、その食料が消え、なぜか満腹感を感じる。

 直接、胃袋に送り込まれる食料。

(そっか、今、私の体に転送装置が混じってるから、なんでもできるんだね? ララさん)

 自分の心の中に居るララに離しかけ、ハルナは冷静さを少し取り戻すが、絶望を感じる。

(どうしよう……こんなの、化け物じゃない……)

 自分の姿をみて、絶句する。

 バケモノ、バケモノ……

 ハルナの心にどす黒い、闇が広がっていく。

 (そっか、みんな、バケモノにしてしまえばいいんだ)

 みんなバケモノなら自分も普通、みんなと合体すれば、みんなバケモノと呼べなくなる。

 (だれにしようかな〜〜〜)

 自分の記憶にある友達をリストアップしていくハルナ、

(小手川さんってきれいよね……)

 あの堅物風紀委員の姿が脳裏をよぎる。

 そして、白濁したリビングに、彼女が裸のまま、現われた。

「な、何!! どういうこと!!」

 突然のことにパニックになっている小手川、さらに目の前にいるバケモノを見て、パニックになる。

(酷い……)

 6本の腕が小手川の両手両足、そして、こしを掴み、引き寄せる。

「さ、西連寺さん? な、何? その姿……」

 ニコリと笑うと、ハルナは小手川を抱きしめ、自分の体に埋めていく。

「い、いや!! 何? か、体が……」

 沈んでいく小手川の顔が、下腹部にまで移動すると、変異がおき始める。

 両頬が膨れ上がり口がすぼんでいく。

 どんどん膨れ上がる頬は尻の形となり、小手川の顔は下半分がお尻となり、口がア○ルとなってそれまであったハルナの下腹部のお尻の代わり鎮座した。

(ハレンチなことが大嫌いな小手川さんは、ミカンちゃんの破廉恥な部分を特等席で見せてあげる)

 丁度、ミカンの割れ目が小手川の目の前に位置していた。

(ふふ、食べ物もいっぱーーい食べているから、ず〜〜と気持ちよくできる)

 口から汁を垂れ流しながら、微笑むハルカ、

(次、誰にしようかな……)

 次々と胃袋に食料が送り込まれ、吸収されていき、溜まっていく中、ハルナは次の獲物を選びながらまたオナニーを始めた。



 その後、御門によって治療されたのだが、全員無事に元に戻れなかった。

 一度、全員を分子レベルで粘土状にして分けたのだが、分ける前の姿が姿だったためだ。

 ミカンは後遺症として、口が完全に開きっぱなしとなり、マスクをしないとだめになった。
 
 そして、誰の情報と混じったのか、身長が伸び、高校生の体格になってしまった。

 小手川は顔の形が元に戻らず、全身も脂肪がたんまりとたまり、外見だけは急激に太ったといえば何とかなるレベルですんだ。

 しかし、内臓の位置が完全に逆転しており、口も元にもどらず、お尻から物を食べ、口から排泄しなくてはならなくなった。

 この二人は、まだに日常生活にそこまで(?)支障が無いが、後の3人は酷かった。

「ふぁ、ふぁふぇふふぁわふぁん(あ、小手川さん)」

 歯がなくなり、顎の力がなくなったため、分かりにくい言葉を出しながらミカンは小手川を見つけた。

 あのキリッとした姿は今ではもう、肉の塊となっていた。

「あ、お帰りなさい」

 小手川の腹の肉に隠れた股間から声が聞こえる。

「ふぉふぇふぁふぁふぉふぉふぃふぇふふぁ?(これから食事ですか?)」
 
「ええ」

 そう言って、肥満体の体のまたの下に食事をおき、腰を落として食事をする。

 その姿はあまりにもこっけいだ。

 そんな小手川を横目に、ミカンは御門の病院の地下にある特別患者病棟に入っていく。

「あら? マスクをしてたらかわいいじゃない?」

 御門の冗談に聞こえない言葉を無視してミカンは奥に進んでいく。

 そこには、リトが立っていた。

 黙って二つの培養液の入った巨大な装置を見ていた。

「ああ、ミカンか」

 ミカンに気がついたリトが振り向いた。

 その姿は変わっていた。

 リトは、女になっていた。

 見た目も、中身も完全に女性化したリトは、申し訳なさそうにしている。

 その目に映る二つの装置の中には、ハルナとララがそれぞれ入っていた。

 ララの体は何もなくなっていた。

 体格も縮んでおり、まるで子供だ。

 あの大きな胸も無くなり、ワレメもなくなっていた。

 何も無い……人形のような姿。

 ハルナは、殆ど元に戻ってなかった。

 食料を際限なく転送し続け、太り、口も元に戻らず、

 股間には男根が残ったままだ。

 唯一、下腹部だけは元に戻り、一応、人の形には戻っていた。

 そんな姿でそれぞれ培養液の中で浮いていた。



 「まあ、それぞれが落ち着いたらもう一度全身を調べて、誰にどのデータが混じったか調べて、順番に戻しましょう」

 御門の言葉だけが、皆の救いだった。

END